心臓が止まった人の救命に欠かせないAEDの普及を図ろうという催しが、高円宮妃の久子さまも出席されて、東京で開かれました。
この催しは、AEDの普及を図ろうと、医療や教育、それにスポーツの関係者らでつくる日本AED財団が開いたもので、東京・港区の会場には、200人近い関係者が集まり、高円宮妃の久子さまも出席されました。
財団によりますと、平成14年に高円宮さまがスポーツ中に心臓発作を起こして倒れ亡くなったことが、AEDが普及するきっかけになったということで、久子さまが、ことし4月から財団の名誉総裁を務められています。
16日は、はじめに久子さまがあいさつし、「私たちに与えられた宝物をできるだけ多くの人が使って、1人でも命を落とされる可能性がある方の一生に一度しかないその命を救うことができれば、それよりすばらしいことはないと思っています」と述べられました。
このあと行われた講演では、小学生のうちから心臓マッサージやAEDについて学ぶ必要性や、スポーツ中の突然死を防ぐ取り組みなどが紹介され、久子さまも熱心に耳を傾けられていました。
11月16日「NHKニュースより」