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小学生が救う命 「ジュニア救命士」講習広がる
ADMIN 18-08-21 17:16
目の前で倒れた人に対し、その場に居合わせた人が救急隊や医師に引き継ぐまでの間に行う応急処置はBLS(一次救命処置)と呼ばれる。すぐにBLSを行うかどうかが生存率に大きく影響するため、小学生にもBLSの講習を通じ命の大切さを学んでもらう活動が各地で広がっている。関係者は「小さな勇気が命を救うことを知ってほしい」と話す。

水戸市は2016年6月から「ジュニア救命士制度」を始めた。年1回、市消防本部の担当者が市立小学校を回り、6年生の授業で救命講習を行っている。また、さいたま市も17年度から市消防局と連携し、小学5年生の授業に45分間の「救命入門コース」を取り入れている。

日本で心筋梗塞や心筋症などで発作を起こし突然死する人は年間約7万人。1日に約200人が心臓突然死している計算になる。119番通報から救急車到着までの平均時間は8分30秒。救命率は心肺停止から1分ごとに10%ずつ下がるとされる。心停止の現場に居合わせた時、最も救命率を上げるのがAEDを使ったBLSだ。

 総務省消防庁の17年版「救急・救助の現況」によると、心肺蘇生をされなかった傷病者の生存率は約9%。胸骨圧迫をすると約16%、AEDを使うと約53%に上昇する。だが16年に一般市民が目撃した心停止の傷病者約2万5千人のうち、AEDが使用されたのは5%以下となっている。

 東京慈恵会医大の武田聡主任教授(救急医学)は「心肺停止の現場に居合わせた時、救急車を待っていては遅く、その場に居る人しか命を救えない。誰もが救命処置をできるよう子供への教育も重要になってくる」と指摘している。

(日本経済新聞社の2018/8/16記事より)